風呂釜は浴槽にお湯をはるために適した給湯器のことです。
中にはシャワーが付いているタイプのものもあります。
団地などの浴室の場合は浴槽の横に風呂釜があるタイプが多く、その分浴槽が小さくなってしまいます。
このような風呂釜をバランス釜と言います。
団地向けに開発されて全国的に普及した時期がありました。
今ではパックインと呼ばれる室外設置のものが主流となり、衰退傾向にあります。
メリットとしては浴槽に直接取り付けるため配管の工事が簡単にできることやガスの燃焼を直接確認できることです。
ただし大きさに限度があるため給湯能力は最大でも8.5号と一般的にシャワーで使われる16号の半分程度になります。
お風呂にしか使えないため同時使用はありませんが、冬場に能力が足りないと感じることがあります。
また着火が手動で行わなければならないため、着火のための操作にコツが必要になります。
浴槽を広く使いたいと思ったらパックインに交換することになります。
パックインの場合は室外に設置されるため吸排気が容易となります。
着火や消火にセンサーなどの制御を行うため電源を必要とします。
そのため操作はリモコンを壁面に設置して自動で行うことができます。