暖房付きガス給湯器と暖房端末について

生活をする上で、家電を快適に利用できると毎日をより楽に心地よく過ごすことが出来る為、なるべく便利で効率的に使える商品を選びたいものです。

なかでも給湯器はただお湯を沸かすだけでなく、その他の機能が搭載されていることがありますので給湯器を交換する際には必ず確認しておくことが大切です。

給湯器はキッチンや洗面所などでもお湯を用意したりお風呂のお湯を沸かすことに使いますが、それ以外の機能がある製品もあります。

その一つが暖房付きの給湯器です。

シャワーやキッチンでの給湯、お風呂の湯沸かしなどはもとより、床暖房や浴室乾燥機などの熱源として使うことが可能となります。

暖房付きの給湯器で使える暖房端末について

温水式床暖房

温水式床暖房は輻射熱と空気の対流により体感温度が高くなります。

部屋全体が均一に暖まるため、足元だけ冷えて顔は火照ってしまう心配がなく暖房機能としては大変優秀です。

浴室暖房乾燥機

また、浴室暖房乾燥機は近年増加傾向にあるヒートショック現象の発生を防止できます。

ヒートショック現象とは高い温度の部屋から低い温度の部屋に移動した際、温度変化により血圧が急激に変化するため心臓や血管に負担がかかり、意識障害やめまいなどを引き起こす現象です。

意識障害から転んで頭をぶつけてしまう、浴槽でおぼれてしまうといった事故が高齢者を中心に多発しているため、部屋の温度差を緩和する浴室暖房乾燥機は健康被害対策として有用です。

その他の暖房端末

その他、暖房付きの給湯器は食器洗い乾燥機やパネルヒーターなどの使用もできます。

暖房付きのガス給湯器は設備があれば便利に使えるので、交換する際には検討しておきましょう。

暖房端末の導入について

床暖房や浴室乾燥機などが使える給湯器を選ぶに際しても注意が必要で、自宅で床暖房などの設備があるかが重要になります。

給湯器の機能は設備がある際に使えるものであるため、必要な設備がなければそれらの機能は意味を成しません。

床暖房や浴室乾燥の利用には、給湯器からこれらの暖房端末まで暖房用のお湯を循環させる配管が繋がっていなければならないのです。

マンションなどでは浴室暖房乾燥機が標準で設置されている場合があります。

導入は慎重に!

戸建てで温水暖房を取り入れるとなると、少々規模が大きいリフォームが必要となります。

新築する際に導入しておくとよいですが、機能が多くなればその分値段も高くなるので、使わないのであれば選択しない方が無難です。

便利で快適に過ごせる分、設置費用や機械の運転にコストがかかるため、よく考えて導入するようにしましょう。